こんにちは、みじゅです。
普段車移動なのですが、最近は天気の良い日は近場へは徒歩で移動するようにしています。多少歩いた所で圧倒的運動不足は解消されませんが少しでも・・。。歩いていると、ロウバイや早咲きの梅が咲き始めているのを見かけます。春の気配を感じてうれしくなりますね。
とは言ってもまだまだ寒さは続きそうなので、もうしばらく毛糸で遊べますね!今回は100均のウール100%の毛糸を使ってもふもふ質感のフェルトコースターを作ってみました。
フェルト化の原理
まず、フェルトとは?Googleで検索してみると・・
羊毛などを原料とし、圧縮して作ったもの。帽子・敷物・はき物などに使う。フエルト。
原毛をニードルで刺してマスコットなどを作る羊毛フェルトも同じ原理です。編み物の場合はウールの毛糸で編んだものを圧縮して(縮めて)フェルト化します。この事を縮絨(しゅくじゅう)と言います。
セーターの洗濯って失敗すると縮んだり固くなったりしてしまいますが、今回はそれをわざと発生させていくような感じです。
フェルト化の手順
- フェルト化したいものを編む
- 洗剤を溶かしたお湯につけながら揉む
- 形を整えて乾かす
なんでも、羊毛の繊維は繊維同士で絡ませると元に戻らないらしいのです。お湯や洗剤を使って繊維の表面にダメージを与えると、より絡みやすくなります。傷んだ髪同士が絡まってクシが通らない時のようなイメージですかね。
使ったもの
- ウール100%の毛糸
- かぎ針
- とじ針(糸始末用)
- 40℃~43℃のお湯
- 洗濯用洗剤
今回は、ダイソーの100%WOOL YARN 並太を使いましたがウール100%(毛100%)の毛糸であればどのメーカーのものでも大丈夫だと思います。ただし、「防縮加工」「防縮ウール」「洗濯機OK」「洗える」「ウォッシャブル」などと書いてあるものはフェルト化には向きませんのでそれ以外のものを選びましょう。
コースターを編む
好きなようにコースターを編みます。丸でも四角でも大丈夫ですが、凝った形のモチーフよりは単純な形がおすすめです。
フェルト化する場合は繊維が絡まり合うスペースを確保する事が大切になりますので、きっちり編むよりもゆるめの編み目を意識しましょう。ラベルに表示されている推奨の編み針の号数より1~2号上げて編むのがおすすめです。私は今回8号のかぎ針を使用しました。
仕上がり寸法は1~2割小さくなりますので大き目に編みます。10cmくらいのコースターが欲しいので直径約12cmになるように編みました。
ちょっとギザギザの模様になると可愛いかと思ってこんな模様で編みました。これから縮めていくので、少し端がカールしていたりしても気にしません。
フェルト化作業
洗面器などに40℃~43℃くらいのお湯をはり、洗濯用洗剤を10mlほど溶かして編み地を浸します。そしてひたすらニギニギします。お湯が冷めてきたら交換しながらニギニギモミモミ。このとき意識するのが、表面をこするのではなく編み目の中を圧縮するような感じです。
※湯温はもっと高くても構いませんが、やけどをしないようにご注意ください。
※洗剤で手が荒れる事もあるので気になる方はゴム手袋などをつけて作業してください。
10分程続けると、だんだん編み地が分厚くなって編み目が詰まってきます。手も疲れてくると思うので一度編み地を広げて、バランスを整えます。縮み具合が偏っているとバランスが悪くなってしまいますので全体を見てもうすこし縮めたい所があれば、その部分だけを揉んでいきます。
縮めたいところを内側にして筒のように巻いて、両手で挟んで転がしてもよいです。数回転がして、広げて全体を見るという風に繰り返します。
バランスがよくなったらぬるま湯または水でよくすすぎ、形を整えてタオルなどで水気をとり、干して乾かします。
完成したフェルトコースター
こんな感じで直径約10cmのコースターが出来上がりました。フェルト化の作業は合計15分でこのようにしっかり編み目が詰まって端のカールもなくなりました。ギザギザ模様は私のイメージより引き立ちませんでしたが。(泣)もっと大きい模様の方が良いんでしょうかね。改善の余地ありなのでいずれ再挑戦したいと思います。
(▼フェルトバッグを編んだ話はこちら)
感想
簡単であっという間に完成するコースターですがひと手間加えてフェルト化し、もふもふ質感になった事でより愛着が湧きました。色違いでたくさん作ったら楽しそうです。編み地をモミモミしているときに思ったのですが、2枚編んでおけば両手で同時に作業ができてよかったのかな!と思いました。たくさん作る場合は両手でやると効率アップ&握力アップになるかと思います。(笑)
寒い日には、あたたかいお茶にもふもふコースターを添えてティータイムを楽しみたいと思います。