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つま先から編む靴下におすすめの作り目「ターキッシュキャストオン」

こんにちはみじゅです。

私は靴下を編む時は9割つま先から編んでいます。Toe-up派のマジックループ派で同時編みはしない派です。

履き口から(Cuff-down)よりもサイズや柄の調整が効くし三角マチも簡単で、何より作り目の目数が少ないから編み始めが楽です。

足周りの目数が60目の靴下だとしたら、履き口からだと最初から60目作らなくてはいけませんよね。輪にするときにねじれないように神経使ったりして。

つま先から編むとき私の場合ですが28目からスタートしているので、編み始めの気分としてつま先からの方がとりかかりやすいかなと。

ただの面倒くさがりですね。

目数が少ないつま先の作り目ですが更に、簡単にできるTurkish cast onはもう無敵です。作り目が終わった段階で輪に編めるようになってますからねじれる心配はありませんよ。

 

Turkish cast onについて

Turkish=トルコの

cast on=作り目

と言う事で「トルコ式作り目」とも呼ばれているこの作り目。

輪編みで編みだす事ができて、編み始めの境目などがないのでInvisible cast onとも呼ばれているようです。

針に糸をくるくる巻くだけで簡単・早い・好き!の三拍子です。フィギュア8やJudy's magic cast on(ジュディ式)よりも簡単だと思ってるのでごり押ししていきます。

用意するもの

マジックループ用の輪針(推奨)又は40cm以上の輪針2本

5本針で編む場合も作り目は輪針でやった方が良いです。

靴下用の針を竹の短5本棒針と20cmの非対称輪針しか持っていない時に超短いコードを利用してこの作り目に挑戦しましたがやりづらすぎる上に目が広がって見た目も悪かったですw

今はaddiの80cm輪針を使っています。

やり方

まずはほどける目をひとつ作って針にかけます。

余談ですがこの目の事を引き解け結びというのを初めて知りました。英語ではslip knotと言います。バンドのslipknotも好きですよ。

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先ほどの針を下にして針を2本揃え、糸を後ろから前に向かって巻いていきます。

巻く回数は作りたい目数の半分です。

 今回私はメンズサイズを編み始めようと思うので、つま先32目=巻く回数は16回にしました。

巻けたら下にある針を右に引いて巻きつけた目をコードに移します。

引いた針を使って巻いた目の中に針を入れて表目を編んでいきます。

針2本分の大きい目になりますが気にせず表目を編んでいきます。

端まで編めたら編んだ方の目は針を引いてコードに移して、コードにあった目はコードを引いて針に戻します。

先頭にある目(最初につくったほどける目)を針から外して、次の目から表目を編んでいきます。

外した目は糸がゆるむのを防いでいただけなので、もうほどいてしまって大丈夫です。

端まで編むと32目の作り目が完成しました。針とコードの間に目ができています。

次の段から適宜増し目をしてつま先を作っていきます。

 これがトルコ式という事ですね。どうでしょうか、簡単ですよね!

最初は巻くだけってどういう事!?と思いましたが簡単すぎてやめられません。

 

ただ、針二本分の目なのでどうしても少し目がゆるんでしまうんですね。

最初に糸を巻きつける時にできるだけきつく巻くといいと思います。きついとちょっと針とコード間の移動がやりにくいですが、見た目は少し改善されると思います。

参考にした動画

www.youtube.com

ソックヤーンだと細いので、はじめは並太程度の太めの糸で練習して流れをつかむと良いかもしれませんね。

使いどころ、いろいろ

今回メンズサイズにしたくて32目で作り目しましたが、普段の自分用のサイズは28目でスタートしています。

巻く回数を作りたい目数の半分にすれば何でも大丈夫です。

このトルコ式作り目で巾着袋を底から編んでいくっていうのも良いかもと思っています。

輪にしないで、両方向に往復編みを編みだす事もできるみたいです。その時は輪針2本で作り目して片方休ませておくんでしょうかね。今までこれは靴下用の作り目と思って靴下編みにしか使ってませんでしたけど、応用効かせれば便利そうですね。

 

冒頭からずっとターキッシュキャストオンと表記するかTurkish cast onと書くか、もうトルコ式作り目でいいのか悩みながら書いた結果表記が統一されずバラバラのなんともダメな感じになりました。

心のなかではいつもTurkishと呼んでいます。