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メリヤス編みの端が丸まらない「slip stitch selvedge edge」

どうも、みじゅです。気付いたらグレーの糸がたくさん家にあります。

最近外を歩くようにしているのですが、地方の山住みなので結構寒いんです。風が吹くと耳が冷えて、すごく痛くなってくるんですよね。耳が隠れる程にマフラーぐるぐる巻きにするのはちょっと窮屈だし、イヤマフは私には可愛らしすぎてちょっと恥ずかしい・・。そんな時以前どこかで、北欧の人はヘアバンドを耳を覆うようにつけて防寒しているという話を読んだのを思い出して自分のヘアバンドを編むことにしました。

近所を歩くだけだし、シンプルがいいかと思ったのですがちょっとデザイン考えたので完成したら公開します。

メリヤス編みで編み始めたんですが、途中でくるくる丸まってきてこれでは耳を守れないかも?という心配が生まれたので昨シーズン覚えたメリヤスの編み地がくるんと丸まらない編み方をやってみる事にしましたのでそのやり方をご紹介します。

編み地の両端がくるくるです。。これはほどきました。

使用糸はハマナカソノモノ並太です。ふわふわで編んでて癒されます。

 

slip stitch selvedge edgeとは?

selvedgeの読み方はセルヴィッジ。織物という意味の英語だそうです。slip stitch(すべり目)の織物のフチ!?日本語での呼び方があるのかどうかはわかりませんが、私が調べた時は見つけられませんでした。

行う操作は簡単で、その名の通りすべり目をするだけなんです。表面の操作で編み目の最初の目と最後の目ですべり目をして、裏面は普通に編むだけ。とても簡単なので一度試しに編んでみてください。くるくるならないのでおもしろいですよ!

画像付き手順

作り目の直後の2段目は、ふつうの編み方で大丈夫です。3段目から以下の編み方で進みます。

【表面】

まず最初の1目をすべり目します。矢印の方向に右の針を入れて、編まずに目を右の針に移します。

次の目からはパターン通りの編み方で最後の1目の手前まで編み進みます。(今回はメリヤス編みなのですべて表目)

 

最後の1目も、最初と同じように編まずにすべり目します。

 

すべり目して表面の段が終わったところ。

【裏面】

端の目から裏編みして、編み図通りに編み進みます。最初にすべり目した目も裏編みします。

この2段の操作を繰り返すだけです。すべり目し忘れないように注意するだけ。簡単です。

 

上のくるくるに丸まっていた写真と比べるとこちらはまっすぐになっています。編み進めていくと、編み地の両端の側面に大きめのねじり目のような鎖が現れます。

上:右側面 下:左側面

 

活用した作品

上で書いたように、昨シーズン編んだショールの「Wirbel」で両端にselvedge stitchという指示があってこの手順を覚えたのですがその時の編み地も載せておきます。この時は片側は端2目をすべり目にしていました。

ちなみにフリーパターンで記号チャートついてるのでおすすめですのでRavelryページも貼っておきますw

www.ravelry.com

 

とじはぎする作品であれば端が丸まっていても最終的には関係ないかもしれませんが、今回のヘアバンドのように端がそのまま出る作品の場合はメリヤス編みの両サイドにガーター編みが入っていてくるくる防止になっていたりしますね。作品にもよるのですが私はそのガーターの感じがあんまり好きじゃないので、今回この方法を使ってみました。途中で思い出してやり直しただけなんですけどねw

ちゃんと作品として完成したら、実用性も含めて改めて紹介します!

 

▼完成した作品はこちら

www.hanihoni-days.com